【前歯の差し歯・ブリッジ・インプラント・入れ歯】虫歯・歯周病・事故による破損の対処法

前歯の心得帳 - 綺麗な口元の為に必要な前歯の知識
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【前歯の義歯】

前歯を失ったときにする人工歯治療

前歯は話すときなど口を少し開けただけでも他の人によく見える歯です。ですので、前歯を失うことは顔の印象を変えてしまうことにもなりかねません。前歯を失ったままにしておくのは避けたいものです。失った後の治療としては差し歯・ブリッジ・インプラント、または入れ歯といった人工歯を使うことになります。

前歯を失う原因

前歯を失ってしまったら仕方ないですが、そもそも失わないように気を付けるべきであることは言うまでもないでしょう。前歯を失う主な原因を考えてみます。

虫歯

虫歯は前歯に限らず歯である以上は避けて通れない問題です。軽度であれば抜歯には至りませんが、重症化するまで放置していると手遅れになることがあります。また、再発と治療の繰り返しでついには抜歯ということも少なくないでしょう。

歯周病

歯周病も虫歯と同様に歯を失う原因として良く知られています。口内環境には常に気を配るべきです。

圧力による欠損

前歯は奥歯など他の歯に比べて何らかの圧力によって損傷するリスクが高いと考えられます。

  • スポーツ中の事故
  • けんかや暴行事件
  • 転倒事故
  • うっかり家具などに顔をぶつける
  • 硬いものを噛み切ろうとした
  • 歯ぎしり

このような原因で折れてしまうことがあり、最悪は抜歯となってしまいます。

前歯に使う代用歯

差し歯

歯根が残っている場合に銀冠などをかぶせるもので、かぶせ物などとも呼ばれます。欠けた歯には使用できますが、抜歯してしまったところには根に代わるものがありませんので使用不可です。レジンや銀歯は保険診療可能であり、費用も数千円程度です。使用する材料によっては自由診療となります。

ブリッジ

抜けた歯の両側にある歯を削って支柱とし、ブリッジ状に人工歯を装着固定することからこう呼ばれます。欠損部分に直接手を加えることがないので、比較的容易な点がメリットです。しかし、悪くない歯を削る点はマイナスといえます。前歯のブリッジは保険診療なら1本あたり1万円から2万円程度です。

インプラント

抜けた歯のあとに外科手術で人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付けるものです。ブリッジや入れ歯と異なり、しっかりと固定することで不具合が起こりにくい手法です。インプラントは保険が使えませんので費用負担は大きくなります。部材などは1本当たりの目安がある程度あるものの、施術の部分は患者さまの状態などに大きく左右されます。特に難しい状態でない場合で数十万円以上は考えておいた方がよいでしょう。

※医療費控除を使えば実質的な負担をある程度軽減できる可能性があります。

入れ歯

他の方法と異なり、自分で着脱できるのが入れ歯の特徴です。総入れ歯と部分入れ歯がありますが、簡易な固定であるため、力が入らないとか食べ物が詰まる等の様々な不具合が出やすいものです。保険診療でできるので負担は小さくて済みます。

前歯の治療法は良く考えて

費用を考えれば保険診療が良いのですが、前歯は見た目も重要です。自分にとってふさわしい治療法は何かを歯科医のアドバイスを受けながら良く考えましょう。

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