初期段階なら簡単に治る前歯の虫歯治療

前歯の虫歯は早めの治療が肝心

前歯に限らず、虫歯の治療は早めが良いことは言うまでもありません。しかし、前歯は最も多く露出する歯ですから、顔の印象を大きく左右しかねない部分です。したがって、他の歯に比べてより早く対処した方がよいのです。

前歯の虫歯治療

前歯が虫歯になったらどのような治療を受けるのかを見ていきます。前歯の一般的な治療は、軽いものなら削ってコンポジットレジンを埋めるくらいで済みます。進行すると、削り取るだけでは対応できず、抜歯して人工歯を入れなければならないことも少なくありません。

初期段階なら簡単に治せる

これは虫歯全般にいえることですが、初期の段階であれば治療範囲も限定的でおおごとにならずに済みます。歯科医院への通院も少ない回数で終わるケースが多いようです。簡単な補修的治療ですから、見た目もあまり変化しません。患者さまにとって精神的にも肉体的にも、そして経済的にも楽なのが初期のうちに治療を受けることです。

重症化すると厄介な前歯の虫歯

前歯の虫歯が重症化すると厄介なことになります。神経を抜かなくてはならなくなるばかりか、最悪の場合には歯を失うことになります。また、そこまで酷くない場合でも審美性が悪くなる事態が起こり得ます。

奥歯であれば多少大きな穴があいたとしても、治療後は長期間にわたって問題なく過ごすこともできます。多少見た目が悪くても、頻繁に人に見られる歯ではないので気になりません。しかし、前歯の場合は人に見られる機会が多いものです。治療跡が大きいと周囲との微妙な差が目立つこともあります。

保険適用では限界がある

現在では歯科材料も良くなっており、保険を使った前歯の虫歯治療でも悪くはない仕上がりが期待できます。ただし、年数が経過してくるとともに変色することがあり、気分的に嫌になる可能性があります。

機能的に問題がなければ良いという考えをできるなら、保険診療で問題はないでしょう。しかし、前歯はきれいでいたいという場合、保険では限界があります。自由診療となると負担する金額は確かに高額になりますが、長く精神的な満足感を得られる利点は大きいでしょう。

おかしいと感じたら歯科医へ

他の歯であれば、ちょっとくらい治療が遅れても処置が終わればその歯のことは忘れてしまうものでしょう。しかし、前歯の治療が遅れて見た目が変わるとしたら大変ではありませんか。そうならないためにも、おかしいと感じたらすぐに歯科医を受診してください。